歴史的には、ルージェはポムロールでも最も輝かしいシャトーの1つである。コックス・エ・フェレットの「ボルドー・エ・セ・ヴァン(Bordeaut et see Vins)」の初期の版では、このシャトーが全ポムロール中第4位にランクされていたこともある。現在、評判はほかの多くのシャトーに追い越されてしまったが、ルージェがリッチな興味深いワインであることに疑問の余地はない。例えば、1947年と1945年の両ヴィンテージはまばゆいばかりのワインで、どちらも1980年代後半の時点でまだ卓越した飲み心地であった。つい最近まで、フランソワ=ジャン・プロシェが、この古くはあるが美しいシャトーを経営していた。このシャトーはポムロールのアペラシオンの最北部に位置し、土壌は非常に砂が多く、バルバンヌ河の美しい眺めを木々の間から見下ろしている。ここのワインは、プロシェ氏によって伝統的な製法でつくられていた。彼はまた、莫大な量の古いヴィンテージを所蔵してもいた。シャトーがプロシェ家からラブリュイエール家の手に渡ったことで、おおいに必要とされていた改良が行われた。